旧東海道宿場町エリア(御油/赤坂)
ケイフードサービス
観る
宮路山
旧東海道宿場町エリア(御油/赤坂) / 自然
童話作家・南吉も訪れた名山!〝春も秋もきれい″コアブラツツジを楽しんで♪
みなさん、豊川市の特別天然記念物コアブラツツジを知っていますか。5月に小さな白い花を咲かせる落葉低木です。春の花の可憐さもさることながら、晩秋になると、今度は炎のように美しい紅葉が人々を魅了します。その景色を満喫できるのが赤坂町の宮路山です!
その宮地山は三河湾国定公園の中に位置し、標高362mの山頂からは三河湾をはじめ東三河平野や遅美半島が眺望でき、天気が良い日には、富士山も見えます。四季を通じてさまざまな小動物や植物と出会える自然の宝庫でもあります。地元の方々によってハイキングコースも整備され、ファミリーで気軽にハイキング登山を楽しめるスポットです。
【ここがオススメ】山頂の石碑を目指して登るだリン☆
こんにちは。豊川市宣伝部長のいなりんだリン☆。宮路山の頂にある聖跡碑は「奈良時代の702年に持統天皇がこの地を訪れた」という伝説を知ってもらうため、大正天皇の即位の記念事業として1916年、地元の赤坂町の人たちによって建てられただリン☆。石碑を支える台は、宮路山のほかの場所にあった自然石。平安時代末期の公卿で尾張に配流された藤原師長が宮路山に立ち寄った際に、この石の上で琵琶を弾いたという言い伝えから、その石は「弾琴石」と呼ばれているだリン。ロマンたっぷりだリ~ン☆!【+STORY】
「ごんぎつね」や「手袋を買いに」の作者として知られる、半田市生まれの児童文学作家の新美南吉(1913~43年)。彼が27歳の時に、この宮路山を訪れていることをご存じですか。当時南吉は、創作活動をしながら、安城高等女学校(現・安城高校)の教諭をしていました。1940(昭和15)年3月25日、同僚の送別会を兼ねて、職員一同で宮路山へピクニックに訪れた南吉は赤坂駅を降り、旧東海道赤坂宿を歩き松尾芭蕉の句碑を見学。宮路山に登り、山頂から三河湾の眺望を楽しんだといいます。南吉は俳句への造詣も深く、この道すがら、「山重なり山重なり春かすみ重くかかり」「どうだんに肩さわられてゆけば春の山径」など、いくつかの自由律俳句を詠いあげました。安城市からわざわざ豊川の地にやってきた南吉ら。当時、この宮路山が広くハイキングのスポットとして知られていたことがわかりますね。みなさんも景色を眺めながら、一句、作ってみませんか。
教員時代の新美南吉「提供:新美南吉記念館」
教員仲間と宮路山にハイキングに訪れた新美南吉(右手前・昭15.3)「提供:新美南吉記念館」| 名称 | 宮路山 (みやじさん) |
|---|---|
| 所在地 | 豊川市赤坂町宮路 |
| 交通アクセス | 名鉄名古屋本線「名電赤坂駅」下車 第一駐車場まで徒歩約50分 東名高速道路「音羽蒲郡IC」より第一駐車場まで車で約10分 |
| 駐車場 | あり(第一駐車場、第二駐車場) |
駐車場あり
トイレあり



























