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徳城寺
豊川稲荷周辺エリア / 神社仏閣
大きなケヤキが数本茂った一隅に小さなお堂が建てられ、その中に深さ1mほどの井戸があります。
豊川進雄神社に沿った道の南側にあるのが徳城寺の境内です。大きなケヤキが数本茂った一隅に小さなお堂が建てられ、その中に深さ1mほどの井戸があります。洪積台地の豊川町では、粘土層にたまった水を得るこのような浅い井戸はとてもめずらしいです。人々は、不思議な自然現象のこの井戸を弘法大師の掘った「錫杖井戸」として大切にしてきました。 |
錫杖井戸(「とよかわのむかしばなし」より)
昔、高野山金剛峯寺を建てられた弘法大師(空海)という偉いお坊さんが、旅の途中、徳城寺に立ち寄りました。のどがかわいた大師は「水を一杯ください」と寺僧に頼みました。「しばらくお待ちください」と、寺僧は答えたが、なかなか水を持って現れませんでした。
やっとのことで、水のいっぱい入った手おけを持った寺僧が出てきました。寺僧が持ってきたその水は、冷たくとてもおいしかった。
聞くところによると、寺僧は、大師に一杯の水を頼まれたものの汲み置きの水がなかったので、急いで崖下の清水まで水を汲みに行っていたことがわかったのです。
大師は、この辺りは井戸がなく、飲み水にたいへん不便をしていることを知り、そこで「ここを掘れば、水が出ます」と、錫杖で地面を示されました。そこを掘るときれいな水が出てきたのです。これよりこの井戸から絶えず水がわき出し、いくら汲んでも水のなくなることはありませんでした。
人々は、この井戸を「錫杖井戸」と呼びました。
名称 | 徳城寺 (とくじょうじ) |
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所在地 | 愛知県豊川市豊川西町151 |
電話番号 | 0533-84-7453 |
交通アクセス | JR飯田線「豊川駅」下車 徒歩約5分 東名高速「豊川IC」より車で約10分 |
駐車場 | あり |
駐車場あり
御朱印