イベント・祭

国府の市こうのいち

伝統行事

2024.02.11
開催日時:令和6年2月11日(日)9:00~16:00
交通規制:令和6年2月11日(日)6:00~18:00 
・新栄2丁目交差点から旧東海道を南へ「だるま」まで
・「国府三河屋製菓」から西へ豊成橋手前まで

旧東海道で行われる市。元は正月用品の物々交換が由来となっています。当日は陶器市、植木市、露店が出て賑わいます。名物は厄除け餅で、これを食べると夏病みの難を逃れるという言い伝えがあります。

《国府の市》由来
「国府の市」の始まりは、為当稲荷社蔵「役用永代記」の記述から、約340年前の貞享二年(1685年)3月4日に始まったことがうかがえる。
なぜ、この時期に国府村で「市」がおこったのかは判然としないが、たぶん十七世紀後期における農村商品経済の展開に対応しようとしたものであると推測される。国府村は東海道筋にいちし、御馬道と本坂路(姫街道)が分岐する交通の要所でもあった。正徳三年(1713年)の「村差出帳」によれば、当時の国府村は、家数165件あり、鍬鍛冶・紺屋・屋大工・本道医者・針医者・筆屋・表具屋・鍋屋・籠屋・酒屋があり町場化した村であった。
当時の三河代官「国領半兵衛」家臣片岡丈右衛門はこうした地域の中核となる村で「市」を取り立て、周囲の村における商品的作物の売買と流通に対する要求に答えようとしたのであろう。
当時「市」には、五穀・多葉粉・大豆葉・縄・筵・薪その他時節の青物等が商いされていた。(天明七年国府村差出明細帳記述)
「国府市」は本来六歳市であったが、時期は不明であるが年の市(歳の市)に変わっている。江戸時代後期とみられる「国府村年内行事留」によると、十二月二十日のみの記述となっている。
この時期には、正月用品売買の為の「市」に変化していたものと思われる。
六歳市から歳の市への変化は、「市」の需要(土)の変化を示すものであろう。
定期市は問屋と小売店舗の不備を補うものとして存在したが、小売店舗が増大し、問屋制度が充実するに従いその存在意義を失い、今世中期以降退化してゆく。
「国府市」ついても、流通網の整備によりその需要度を失ってきたものと推測される。戦後、国府町の商店街の尽力で「国府市」は続けられ、現在に至っている。出店等は変わってきたものの、毎年2月11日に開催され、町内をはじめ、近在の人々で賑わいをみせている。
国府市の振興に功績した「片岡丈右衛門」の碑が、国府町的場の国府観音にある、当時の村人が供養する為に造ったものである。
〖豊川市史誌からの要約〗

詳細データ

名称 国府の市 (こうのいち)
開催場所 国府町 旧東海道(中町~下町区)
開催期間 2024.02.11
9:00~16:00
交通アクセス JR飯田線「豊川」駅よりタクシーで15分
名鉄名古屋本線「国府」駅より徒歩5分
問い合わせ先 豊川市観光協会
0533-89-2206
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