イベント・祭
花の撓大祭
10:00~17:00 花の撓神事(神事)
13:00~15:00 子供向けイベント
社伝によると天徳年間(957~960)の創建。
「三河国内神名帳」の従五位三祭天神とあります。康生年間(1455年)に領主朝倉左京助により社殿が 造営されました。
その後、大永元年(1511年)に今橋城主牧野伝左ヱ門三成、弟牧野伝蔵信成が本殿を造営し
社号を伊成大明神と改め、社領田畑一町二反歩の寄進を受けました。
宝歴12年(1762年)に本殿の保護のため雨覆殿が設けられました。現在の覆殿は明治36年 に造営されたものです。
稲荷社として、大永年間(1511年~)には、すでに信仰を受けている由緒ある神社で、豊川市では豊川稲荷、五社稲荷社に次ぐ稲荷の古刹です。
倉稲魂命(ウカノミタマ)
素盞嗚命と大市比売命の御子。稲の精霊を神格化した神。
伊邪那岐大神の御子、天照大神の弟神。出雲の国に降りてヤマタノオロチを退治した神として有名。 農神、疫神として信仰されています。
大市比売命(オオイチヒメノミコト)
大山津見神(山の神)の娘で素盞嗚命と結婚して倉稲魂命を生まれた。市場を支配する神、五穀神 として崇敬されています。
ご神徳
五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、芸能上達、厄除け、厄病除け。 親子三神が
仲良く鎮座されており、家族円満の御神威もあります。
特殊神事(花の撓)
「花の撓」は為当町の稲荷神社で毎年4月第1土、日曜日の臨時大祭で行われ、その年の五穀豊穣、産業繁栄、天候の安定を祈願する神事です。
「花の撓」の神事が始められた時代は明らかではありませんが、文化7年(1810)に記された「氏神様花の撓拵替覚帳」にすでに行われていたことが書かれており、それ以前から行われていたことは間違いありません。
その後、一時途絶えていましたが、大正年間に再興され現在に至っています。
この「花の撓」は、熱田神宮や津島神社など尾張、西三河の一部で行われてはいますが、東三河では行われておらず、大変めずらしい神事です。
毎年、祈年祭に祈願をし、3月の月次祭に御籤を開き、その年の豊凶や天候などについて神意を受けます。
本殿右にある神事殿に飾られた「花の撓」は、中央上段に御殿が設けられ、4体の人形が置かれています。 中央上段の真ん中の白い直衣をつけた人形が豊年の神で、その前の赤い装束の人形が日照りの神、向かって右側の黄色の装束の人形が風の神、向かっ て左側の青色の装束の人形が雨の神です。
それぞれの位置によってその年の 気候や農作物等の豊凶を表しています。
御殿の前には米倉、牛馬、稲、野菜、蚕、船などが飾られ、その年の作柄の予想を表しています。 毎年、祭礼の当日には、参詣人に印刷された「花の撓図」を配るとともに、「たつ くり」を授与し、苗代の肥料に入れて豊作を祈ります。
稲荷神社の3祭神が「田の神」とも「豊作の神の使い」ともいわれる狐に姿を変え、近在から集まった狐たちを引き連れ、為当集会所から稲荷神社まで練り歩き、豊作、商売繁盛、家族繁栄のシンボルである、俵、宝餅等を携えお宮詣を行い、その年の豊穣、商売繁盛、産業振興、家内安全等を祈願する行事です。
名称 | 花の撓大祭 (はなのとうたいさい) |
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開催場所 | 為当稲荷神社 |
開催期間 |
2024.04.06~2024.04.07
10:00~20:30 |
交通アクセス | JR東海道本線「愛知御津駅」下車 徒歩10分 東名高速「音羽蒲郡IC」より車で15分 |
問い合わせ先 | (0533)75-3303(宮司宅) |
関連サイトURL | http://www.tametou-inari.com/ |