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豊川閣妙厳寺(豊川稲荷)とよかわかくみょうごんじ(とよかわいなり)

豊川稲荷周辺エリア / 神社仏閣
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初詣だけじゃない♪ 〝仏様と神様″〝古さと新しさ″ じっくり体験❢


 みなさん、初詣客でにぎわう豊川稲荷が曹洞宗のお寺だということを知っていますか?正式名は「妙厳寺」といいます。「日本三大稲荷のひとつだし、参道には大きな鳥居があるし、神社だと思ってた!」そんな方もいるのではないでしょうか。
 実は江戸時代までの日本では、神と仏は共存して信仰されていました。お寺に神様がいても、神社に仏様がいても不思議ではなかったんです。妙厳寺にも守り神がいて、そちらがお稲荷さんと呼ばれて有名になったのですね。豊川稲荷の鳥居をよく見てください。寺院の標識「卍」が記されているんですよ。妙厳寺がなぜ豊川稲荷という通称で広まったのか、詳しくは【誕生STORY】をお読みください。
 豊川稲荷と言えば、本殿のほかに1000体の狐の石像が並ぶ霊狐塚(れいこづか)が有名ですが、そのほかにも、芸術的な彫刻の数々、撫でると福をもらえる「おさすり大黒天」、打ち出の小槌を振りながら大黒天にお参りできる「景雲門」など、見どころ、立ち寄りどころが沢山。一度ゆっくりと散策してみませんか。


    

【ここがオススメ】御祈祷・精進料理をぜひ
こんにちは。役寮の草間です。私がおススメするのは伝統の御祈祷(ごきとう)と、季節の精進料理「点心」です。祈祷は、家内安全や心願成就などさまざまな内容に対応しており、「点心」と組み合わせたコースもございます。またニュースタイル夜間参拝「ヨルモウデ」という素敵なイベントが毎月開かれています。ぜひ、お気軽にお越しください。

【誕生STORY】
鎌倉時代、順徳天皇は承久の乱で鎌倉幕府と対立して負け、24歳で佐渡島に流されました。天皇には寒巌義尹(かんがんぎい)という5歳の子どもがいました(順徳天皇の父、後鳥羽天皇の息子というも説あり)。寒巌は比叡山で出家し、お坊さんになりました。そして曹洞宗の開祖である道元を京都宇治の興聖宝林寺に尋ね、弟子となって修行を始めました。まもなく、寺が比叡山などからの弾圧を受けたことから、道元は信徒を頼って福井県に行き、笠松峰大仏寺、のちの永平寺を開創。27歳だった寒巌も一緒に移り住みました。その後、寒厳は2度にわたって中国に出向きました。
寒厳が2度目に中国に渡った帰りのことです。海の上に突然女神が現れました。白いキツネにまたがって、右の肩に稲の束を担ぎ、左の手に願い事を何でも叶えてくれる宝の玉(宝珠)を持った女神は、「オンシラバッタニリウンソワカ。われは吒枳尼眞天(だきにしんてん)なり。私の教えを守れば、苦しいことも悲しいことも、必ず喜びに変えましょう。疑うことなかれ」と言って消えたそうです。これに感動した寒巌は、女神の木彫の仏像を作りました。また寒厳は中国から80㌢の坐像、千手観音を持ち帰り、吒枳尼眞天像と一緒に、九州博多の聖福寺に祀りました。
 その後は、熊本の川尻のお殿様に招かれ、53歳で熊本に移ります。中国で学んだことを生かして川に橋を架ける事業に尽力し、大慈寺を開創します。寒厳は「時世を救う」という大願を一つずつ成就させ、84歳で亡くなったそうです。
 それから約200年後の1441年、三河出身で、遠江の曹洞宗「普済寺」(静岡県浜松市)のお坊さんだった東海義易(とうかいぎえき)が九州に行き、吒枳尼眞天と千手観音を持ち帰りました。千手観音をご本尊に、吒枳尼眞天を守り神として、豊川の地に小さなお寺を作りました。それが妙厳寺のはじまりです。寺の名前は、寒厳から一文字を取り、仏様の知恵を意味する「妙知力」の妙を合わせて名付けられました。
江戸時代には稲荷信仰がブームになり、今川義元、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、大岡越前守忠相(おおおかえちぜんのかみただすけ)などの著名人をはじめ、庶民の間にも信仰が広がり、商売繁盛や家内安全、五穀豊穣、福徳開運の神として吒枳尼眞天が注目され、稲荷さんとして全国に知られていきました。中でも忠相は、江戸の自邸の庭に吒枳尼眞天を迎え祀り、それが今、東京赤坂にある豊川稲荷東京別院の起源となっています。
豊川稲荷では2030年、100年ぶりとなる吒枳尼真天の御開帳が計画されています。


【令和7年 お正月参拝情報】

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参拝:通常通りご参拝可能

夜間参拝:あり

除夜の鐘:あり

ご朱印:あり 手書き・書置き ¥300 (8時~16時)

露店商:あり 1月1日~13日(予定)

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御祈祷・お札授与・御朱印所 受付時間のお知らせはこちら



御朱印巡り

  • 商売繁盛
  • 家内安全

境内には置物にもなる狐みくじも

正式には『圓福山妙厳寺』という曹洞宗の寺院です。御本尊は千手観世音菩薩。豐川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)祀っており、豐川吒枳尼眞天が稲穂を荷い、白い狐に跨っておられることから、いつしか「豊川稲荷」が通称として広まりました。

豊川稲荷御朱印
豊川稲荷御朱印MAP

詳細データ

名称 豊川閣妙厳寺(豊川稲荷) (とよかわかくみょうごんじ(とよかわいなり))
所在地 愛知県豊川市豊川町1
電話番号 0533-85-2030(代表)
交通アクセス 豊川ICより車で10分 JR豊川駅名鉄豊川稲荷駅より徒歩5分
駐車場 普通車350台(600円)バス30台(1100円)
問い合わせ先 豊川稲荷
公式ホームページ https://www.toyokawainari.jp
駐車場あり トイレあり 御朱印
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