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宗教法人 呑海山 法住寺しゅうきょうほうじん どんかいざい ほうじゅうじ

海エリア(御津) / 神社仏閣

伝説の木像千手観音菩薩像に出会う♪ “縁日” “おうどん” ご縁がいっぱい❢

【令和6年 お正月参拝情報】

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参拝:通常通りご参拝可能

御朱印:三が日9:00~15:00

ご祈祷:9:00~16:00

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みなさん、豊川市御津町の法住寺にある木造の千手観音菩薩像(せんじゅかんのんぼさつぞう)を知っていますか。この千手観音は、明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の際にこの土地に運ばれ、その後国指定重要文化財に指定されました。
 言い伝えによれば、明治元年、王政一新の波に乗って神道を盛んにし、仏教を排斥する廃仏毀釈という政策が全国的に実施され、多くの仏像経典類が廃棄されたそうです。その頃、御津に今泉唐左衛門という伊勢通いの船乗りがいました。唐左衛門は伊勢宇治山田の上善寺に祀られて広く衆生の信仰を集めていた仏像が海に流されようとしているところに偶然出くわし、4体の仏像を譲り受けました。唐左衛門は家に安置してお祀りしようとしましたが、仏像が大きすぎたため、千手観音は法住寺に運びこんでお祀りするようにお願いしたのだそう。ちなみに、薬師如来像は、蒲郡市形原温泉郷にあるアジサイの里に隣接する補陀寺(ほだじ)に預け、そちらは県指定文化財になっています。
 寺では観音様の命日(18日)にちなみ、毎月前日の17日に縁日が催され、境内には20軒ほどの露店が並びます。遠方からも多くの参拝客が訪れてとてもにぎやか。珍しいのは、美味しいと評判のうどんの接待!祈祷料を納めると食堂でうどんをいただけます。御祈祷は午前8時~11時で、1500円~。。


  

【ここがオススメ】国文化財の千手観音、抱き地蔵
 こんにちは、住職の榊原です。
 毎月17日の縁日には、普段は公開していない文化財の観音様を見ていただくことができます。ぜひお出かけいただいて、本物をご覧ください。さらに、法住寺には「抱き地蔵」があります。願い事を心に思いながら、そっと地蔵様を抱き上げてお参りしてみてください。あなたの願いが叶うかもしれません。

【誕生STORY】
 「法住寺」は曹洞宗の由緒あるお寺です。寺の本尊は大日如来ですが、観音様で親しまれています。
 室町時代の1508年、時の将軍、足利義澄(よしずみ)の家臣などにより、「法住院」として建立されました。当時の寺は神場山(現在の寺の東方に連なる山)にありましたが、時代を経て荒廃し、1642年に領主の松平長三郎忠高により現在の場所に移されました。忠高は教えを信じていた幡豆郡長円寺の3世愚渓膳哲和尚(ぐけいぜんてつおしょう)を招いて寺名を法住寺と改め、寺の開山としました。忠高は、その後、6石5斗の寺領を寄進。戦国時代には今川義元・氏真父子も寺に厚く帰依しました。
 領主の忠高は大変寺を気に入っていたことから、江戸で亡くなった際の亡骸は、遺命によって寺まで運ばれ、裏山に葬られました。戒名は自休院殿不峯源白居士。墓は本堂裏の広い墓地の1番奥にある小堂に祀られています。

詳細データ

名称 宗教法人 呑海山 法住寺 (しゅうきょうほうじん どんかいざい ほうじゅうじ)
所在地 豊川市御津町赤根百々61
電話番号 0533-75-3543
交通アクセス JR東海道線愛知御津駅より西へ徒歩25分
駐車場 大駐車場あり
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